公務員看護師の求人を探す際のポイント

公務員看護師の求人事情

実は、公務員看護師の場合は公務員試験の受験は必要ありません。看護師免許があれば、病院が出している求人に応募し、選考に通過して採用されれば公務員看護師として働けます。ただし、求人の数が少ないので探し方にはコツがいります。求人サイトやハローワークのみで見つけるのは困難でしょう。公務員看護師の求人を見逃さないためには転職エージェントなどを活用しながら情報のアンテナを広げておく必要があります。また、地方自治体の公式サイトや公立病院のホームページを随時チェックしておきましょう。他の職種と一緒に掲載されていることが多いので、見逃さないようにしてください。
公務員看護師は年に1回、一括採用を行っており、中途採用の募集は稀です。3月～6月ごろに翌年度の採用枠を募集するケースが多いため、その時期は特に注意して求人の動向を探ってください。

雇用条件のチェックポイント

公務員特有の雇用条件があるため、求人を探す際にはいくつか確認すべきポイントがあります。まずは転勤があるかどうかを確認しましょう。職場によっては転勤の可能性があります。転勤を望まないのであれば転勤が発生しない職場の求人が出るまで粘りましょう。また、正規職員かどうかも必ず確認してください。中には、嘱託職員として募集しているケースもあります。嘱託職員は臨時雇用の職員です。働いている間は地方公務員と同様の待遇を受けられますが、契約期間が終了した際には解雇される可能性があります。

小論文や面接対策

一般的な公務員のように公務員試験を受験する必要はありませんが、小論文や面接、適性検査の対策はしておかなければなりません。また、一部の職場では筆記試験が行われることもあります。小論文は自身の看護観について記述することが多いようです。看護師としての専門的な知識というよりは、自身の考えを分かりやすく文章にまとめる力が求められます。面接については、民間病院で行われる面接とほぼ変わりません。自己PRや志望動機、今後の目標など、基本的な内容を押さえておきましょう。採用担当者から公務員看護師のデメリットを挙げた上でそれでもなお公務員看護師を希望する理由を問われることがありますので、ポジティブな回答ができるように準備しておくことが大切です。