看護師でも公務員になれる?

公務員看護師の年収について

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年収の相場を知る

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公務員看護師の年収事情を紹介します。看護師に限らず、公務員といえば給与が安定しており、年々上がっていくイメージがありますが、実際にはどの程度の年収を得られるのでしょうか。

給与の計算方法

公務員看護師の給与は民間病院の看護師に比べると若干高い傾向にあります。公務員の給与は俸給表というものを基に算出されています。採用枠やこれまでの経験によって金額が異なりますが、看護師は専門職に属するため「医療職俸給表」と呼ばれる俸給表がベースとなります。なお、ほとんどの公務員は行政職の俸給表がベースとなっています。

民間病院と比較

民間病院で働く看護師と公務員看護師の年収比較については様々な調査がありますが、いずれも50~80万円ほど民間病院よりも多いというデータが出ています。厚生労働省が発表した「平成29年賃金構造基本統計調査」によると、地方公務員看護師の平均給与月額は39万9,766円で、年収は584万4,353円です。一方、民間病院で働く看護師の平均年収は約470~480万円といわれているため、公務員看護師のほうが高いことが伺えます。なお、国家公務員看護師は地方公務員看護師よりもさらに年収が高くなり、平均600万円ほどです。
ただし、民間病院でも専門性が高く特殊なスキルが求められる職場や大規模な病院の場合、公務員看護師より年収が高くなることもあります。

ボーナスや退職金

民間病院の場合、職場ごとに賞与制度の内容が異なります。一方、公務員看護師はあらかじめ定められた規定に沿ってしっかり支給されます。また、毎年昇給するのは公務員ならではのメリットです。ただし、民間病院との差が広がりすぎないように毎年調整が入るため、賞与額が下がる場合もあります。
退職金についても、民間病院は各職場で独自に設定されています。中には、退職金がない職場も存在しますが、公務員看護師は退職金制度が確立しているため、勤続年数に応じた退職金を必ずもらえます。なお、地方公務員看護師が定年退職した場合の平均退職金額は、約2,201万3,000円です。

注意点

以上、公務員看護師の年収事情を紹介しましたが、こうして見ると比較的多くの年収を得られることが分かります。ただし、これはあくまで平均値であることを忘れてはいけません。例えば、病棟以外で働く場合、夜勤が発生しません。夜勤手当が支給されないため年収が低くなる可能性があります。公務員看護師の基本給はスタート時点では高いのですが、その後は徐々にしか上がっていきません。急激な年収アップは見込めないでしょう。これまで夜勤手当が多く支給される職場で働いていた看護師は事前に確認してから転職することをおすすめします。
以下に、公務員看護師の年収やボーナス、退職金について年齢ごとに細かく掲載しているサイトを紹介しますので参考にしてください。

公務員看護師として働く魅力とは

  • アンテナを広げて情報を集めよう

    求人を探すポイント

    公務員看護師になる場合、公務員試験を受験する必要はありません。ただし、小論文や面接対策をしておく必要があります。また、雇用条件が民間病院とは異なるため、転職する際は事前に内容を確認しておきましょう。

  • 知っておきたい4つのポイント

    メリットとデメリット

    公務員看護師として働くメリットは何でしょうか。収入が安定しているのはもちろんですが、福利厚生も充実しており、定年まで安定して働けます。しかし、その一方でデメリットも少なからず存在します。事前に確認しておきましょう。

  • 「公務員看護師」という働き方

    民間病院で働く看護師との違い

    公務員看護師は民間病院で働く看護師とどういった点が異なるのかを紹介します。例えば、民間病院の看護師は入退職が多い傾向にありますが、公務員看護師は退職時期があらかじめ決められているため退職者が少ないという特徴があります。

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